ここでは文字のデザインについて説明していきます。
文字は情報そのものであり、かつデザインとしての役割も果たします。
デザインは伝えたい情報を効果的に伝えることが何より大切なので、文字はとても重要な要素と言えます。
文字をデザインするというのは、目的に合わせて読みやすく、かつ美しく配置することです。そして、その技術をタイポグラフィと言います。
その為、デザイナーはこのタイポグラフィを身につける必要があります。
読みやすくする3つの要素
デザインの目的は伝えたいことを的確に効果的に伝えることです。そのためタイポグラフィーの役割として何を伝えようとしているか少なくとも認識される必要があります。
文字や文章の読みやすさは 可読性 視認性 判読性 の3つの要素から成り立ちます。
可読性
可読性は簡単に言うと 読みやすさ です。
長文を疲れず読めるか、スラスラ読めるかなどです。
文字や文章の間に余白を取ったり、適切なフォントを使用する事で可読性が向上します。
視認性
視認性は簡単に言うと 見やすさ です。
パッと見た時にすぐに認識できるかです。
文字や文章に強弱をつけたり、フォントの太さを変えたりする事で視認性が向上します。
判読性
判読性は簡単に言うと 分かりやすさ です。
似た文字などを誤認なく区別して読めるかです。
「I(大文字のアイ)」と「l(小文字のエル)」や「O(大文字のオー)」と「0(数字のゼロ)」など誤認しやすい文字は違いがハッキリしたフォントを使うなどの対応で判読性が向上します。
まとめ
文字をデザインする時は 可読性 視認性 判読性 の3つを意識しながら作るよう心がけましょう。